暴力顧問の呆れた学校のニュースを知った。
情熱をもちキャプテンに志願、顧問に詰られてビンタの連続!
自分を追い詰め遂に自殺、何とも悲しく気の毒な事件だ。
最近の高校スポーツ界はどうなっているのか? 他にもまだまだあるのか?
大阪桜宮高校バスケツトボール部の顧問のビンタ事件と自殺した生徒(キャプテン)。
顧問は指導中にビンタ! 報道によると"度々"とのこと。
2011年に体罰で定職3ケ月の懲戒処分を受けたそうだが、複帰後も体罰を繰り返していたと言う。危険極まりないこんな人間に顧問の資格無し! レツドカード! 即退場!
顧問コーチたるもの競技力向上に努めるが、ビンタや体罰は常識外!
学校スポーツの目的は、心身を鍛え人格形成の為と、スポーツ精神(スポーツマンシップ)と、フェアープレーの精神だ。指導者が先ず学ばねばならぬことだ。
この学校では、バスケット部は聖域で校長も口出しできなかったと云う。そんな学校を放置しておく大阪市、教育委員会の責任は重い。もちろん政府の文科省のJOCや高体連にも責任があるはずだ。
世界を制した"鬼の大松"と女子バレーボール "東洋の魔女" 。
スポーツ関係者よ、特に指導者は見習え!
私は1960年、東京五輪のレスリング競技の公認国際審判員に参加した。
大松監督率いる、"東洋の魔女" と云われた全日本女子バレーボールの練習を見た。
回転レシーブの訓練中で、叱侘が飛び熱気あふれる情景だった。
さすがに厳しい練習だった。しかしビンタとか体罰などは考えられなかった。
ただただ、厳しい練習だった。さすがは世界一のチームの特訓だ! 感動した。監督とコーチ選手が汗と涙で考案した『回転レシーブ』がこの練習で完成し、世界を制した。"成せば成る"と云うだけあると感心したものだ。選手強化にビンタなど無いのだ。
高校あたりで、ちょっと強いと 奢り高ぶる顧問の言動が、純真な選手を死に至らしめた。指導者は他人の子供を預かるのだから、肝に銘じて自己研鑽しなくてはいけない。大阪桜宮高校のバスケがどの程の強いか知らないが、まさか世界一を目指しているとも思えない。
学生スポーツは人格形成の為である。先ず己に勝つことから勝負は始まる。
殴って強くなる種目はボクシングだけ! それもグローブを着けてだ!