俺言魂(おれごんだましい):平田孝 スポーツ教育者

心と体を鍛え
地球上どこへ行っても
胸を張って生きられる
知的な野生人になろう

One for all, All for one

自他共栄の精神

これは柔道の創始者嘉納治五郎の武士道精神である。

東北災害地の瓦礫処分と苦情
東京都の石原都知事が被災地の瓦礫の処分を引き受け、
埋め立てをはじめたら、
何千通もの抗議の電話やメールが都庁に入り、係りが対応に追われたという。
私は東京生まれで3代目、同じ江戸っ子として残念だ。真に情けない話だ。

鳩山君は友愛とか何とか云っていたが、昔は向こう三軒両隣助け合あったものだ。
今の東京は昔のような助け合いは無理でも、
友愛の精神には変わりはないはずだ。
あまり我欲を張らず、困った時はお互い様、
助け合いの精神だけは昔とわらず、みんな持ちたいものだ。

誇りある東京のみなさんお願いします。
自他共栄の精神が今生きるのだ。

瓦礫は埋め立てに使っていると云うから、
小松左京さんが云うように
日本が沈没しないで済むように協力しましょう。

英国ラグビーの言葉
 
One for all, All for one
      
一人は みんなの為に みんなは 一人の為に

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アメリカで米を作った日本人の真意

以前、サクラメントで日経二世が経営していた幸田牧場を見学した。
日本の米を作っていた。大規模な農場だ。
耕作は大型農耕機、種まきや消毒は小型飛行機から行う。
見渡すかぎり、360度一面の水田だった。

こんなに収穫してどうするのですか?

幸田さんは笑いながら私に言った。

私たちは、日本との戦争中に敵国人種と云う理由で財産を没集された。
日系人は全員、強制収容キャンプで生活した苦しい経験がある。

それ故に、祖国日本で同胞が米不足に困るような事が起きたときには、
アメリカで作った米で祖国を助けたい。
その信念で、あのカリフォルニア砂漠を開拓し、水を引き、
一大穀倉地帯を築いてきたのだ。

それから数十年経ち、経営者は米国人になり、品種改良は年々進み、味は日本に殆んど劣らない米ができている。

TPP交渉で、世界経済の国境がとりはらわれるとなれば、幸田さんたちが作った米、母国日本を助けようとした『夢の米』が日本農家を脅かすことになってしまう。

まったく皮肉な話である。

私はアメリカに住んで長いし、遠征先各国で米を食べた。
改良改善、バイオのお陰で、今のカリフォル二ア米は旨い。
日本米の最高品種に決して引けを取らない。
特に錦米はじめ週十種の米は、二世の人びとにより改良に改良をかさねられ、今日まできた。
その努力は、祖国を飢えから救いたい。しかも旨い米で救いたいという気持ちからである。もちろん、虐げられた民族としての意地もあるだろう。

そうした努力の結果として、旨い米が、日本の2分の1から3分の1の値段になった。
しかしこれでは、日本の農家は太刀打ちできないという。

もし米の自由化が実現したらどうなるか。
幸田氏の、我が米を日本へという悲願は叶う。
しかし、日本の農家は苦しむ。それはけして、アメリカのコメ農家の本意ではない。

日本のニュースを聞くと、民主党内でも参加の賛否で党内が割れていて、農協、経団連、その他の団体などのさまざまな意見があるという。

国民生活に直接影響を与える経済の重要会議について、国民に直接説明が必要と思う。
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