俺言魂(おれごんだましい):平田孝 スポーツ教育者

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痛くない注射針! 日本の底力は町工場にあり!

麻生元総理の以前の講演をネットで聞いた。
痛くない注射針の話があった。

ある糖尿病の患者さんが、毎日の注射の痛さに苦しんでいるという。1日に3~4回の注射で、年に1500回以上打たなければならない。

画像はイメージですその話を聞いて、ある町工場の"おやじさん"は考えた!
蜂に刺されても痛くない。要は、針が細いければ痛くないのだ!
大企業にはできない発想である。

そして研鑽を積み、苦心の末に、針の先端が"蚊のくちばしとほぼ同じ"痛くない世界最細の注射針”を発明した!

早速netで調べた、講演も学者でないから話が面白く、単刀直入感動的な話だつた。痛くない針の発明者は、東京墨田区向島の岡野工業社長の岡野雅行さん、80歳だった。

B-Plus スペシャルインタビュー 岡野雅行

特許庁 リレーメッセージ

岡野雅行-Wikipedia

痛くない注射針、0.18ミリとより細く テルモと岡野工業

岡野工業は深絞り加工で世界に知られているという。

岡野工業は、従業員5人の町工場だ。
この小さな会社に、世界の大企業やnasaが注目し、世界一流企業からの注文実積を持つ。リチウムイオン電池のケースなどは25年前に開発したという。

私は、幼いころ、東京の大田区に暮らした。近所に沢山の町工場のあった。そうした小さな町工場が、70年以上過ぎた今でも変わることなく継続されている。

思えば、戦後日本の複興の原動力は中小企業の底力だった。今でも町工場が日本経済を支えている。岡野雅行さんのような、多くの町工場が日本の経済を支えている。町工場の挑戦と人間力に改めて感動する。

今では10億本を超えるという"痛くない注射針"が、日本を始め世界各国の医療機関で、患者さんのために貢献している。10億人の患者さんが、注射のたびに恩恵を受けられるのだ。

私は幸い健康だが、年に一度の予防注射は欠かさずやっている。毎回痛い。我慢一時だが、毎日注射を何回も打つ患者さんを思うと心が痛む。

自身の健康のありがたみを感じつつ、日本生まれの"痛くない注射針"が世界の患者さんたちの痛みを和らげていると思うと、なんとなくほっとする。

写真提供:ペイレスイメージズ
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