俺言魂(おれごんだましい):平田孝 スポーツ教育者

心と体を鍛え
地球上どこへ行っても
胸を張って生きられる
知的な野生人になろう

挑戦が好きだ グレコでローマ

1958年秋
私は全日本レスリング選手権で、
フリースタイルとグレコローマンスタイルの両種目を制覇した。
日本レスリング界初の ダブル優勝”だった。
同時に両種目のローマオリンピツク候補選手に選ばれた。
フリーで一番が証明できた。
そして夢は“グレコローマンスタイルで五輪金メダルに挑戦”になった。

母校法政大学の校歌に私の好きな一節がある

若き我等が命のかぎり
ここに捧げてああ愛する母校
われ人ともに認めたらずや 
“進取の気性 質実の風”
青年日本の代表者


私は何でも“始めて”に感心がある。
実行がすきだ。
失敗は成功の基だ。
挑戦が好きだ。

レスリングも同じだ。
フリースタイルでは全米、国体、全日本
その他、国際試合でも充分競技し満足した。
フリースタイルは全日本も米国も勝つた  

新たな己への挑戦は“グレコでローマ”だ ! 。
日本初の“グレコローマンレスリング”
ローマオリンピック日本代表!
“金”を目指そう!

それが、我が“進取の気性”、“質実の風”だ!

www.army.mil
www.army.mil / The U.S. Army


日本レスリング協会は1960年ローマオリンピツクに
フリーとグレコ代表派遣を定めた。
私は両種目の代表候補選手だったのだが
私はグレコローマンでローマ大会を目指すことにした。

1958年にオールジャパンチームの一員に選ばれ、
アジアトルコ遠征をした。
私は協会の承認のもと、
イスタンブールのトルコナショナルチームの長期合宿に参加した。
3ヶ月の単身参加だった。
当時のトルコは世界からレスリング王国と称されていた。
世界1の強国であり、なおかつ特別親日国だったので、
私の参加は歓迎された。

View from Topkapı Sarayı (Istanbul, Turkey)
View from Topkapı Sarayı (Istanbul, Turkey) / t-mizo


在トルコ日本大使館も大使、事務次官はじめ皆、私に協力を惜しまず、
特にトルコ中近東情勢に経験豊富な本多さんには大変お世話になった。
本多さんのご子息、賀文さんは現在、日本レスリング協会役員である。
イスラム教の風習とトルコ語の習得など、
3ヶ月のトルコキャンプで得たものは大きい。

その後、単独で黒海周辺国にレスリング修業に向かった。

 


参考資料 トルコが親日って本当?現地に住むからわかる8つの真実 | Spin The Earth

日本・トルコ合作映画『海難1890』12月5日(土)公開 公式サイト
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