俺言魂(おれごんだましい):平田孝 スポーツ教育者

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レスリング除外問題 今必要な「三本の矢」

JOC日本オリンピツク委員会竹田会長
東京都猪瀬知事殿 

レスリング除外の危機です。
JOCも東京都もスポーツマンシップを示す時。
3本の矢となり 除外の取り消しと東京開催をアピールしましょう。

JOC、東京都、もう1本の矢とは、日本のメダル獲得選手です。

ブルガリアのレスリング会長が1996年アトランタの金メタルをIOCに送り返したそうです。除外の抗議文を添えて。

これは大変意義のある行動です。手紙や電話やメールの抗議行動は事件に数えられますが、メダルの動きはオリンピックの歴史に残ります。現組織の行動と結果が永遠に後世に伝わるわけです。

日本のレスリングも、歴代メダリストを全員集めて、ロゲ会長の本部に直接送り込んで、直訴したらいい。

日本のスポーツ界は是非、一致団結で、IOCにレスリングの除外取り消しと東京誘致を働きかけてください。

オリンピックの金メダルは、今ではカジって記念写真を撮る記念品になっていますが、戦後復興中の日本人にとっては、夢と勇気を与えてくれる輝きでした。

戦争に敗れ、家はバラック、食べもの不足、物は乏しい塗炭の苦しみを耐え忍んでいるとき、1952年のヘルシンキオリンピックのレスリングで、日本の石井庄八選手が日本唯一の金メタルを獲得しました。彼の活躍、そのたった1個の金メダルが、"日本人に自信と勇気”を与えました。

「メインマストに翻る日の丸ノ旗」と云うNHKラジオ放送を聴いて、どれだけの日本人が歓喜したでしょうか。

以来レスリングは日本ではオリンピツクの花形種目です。 
ロンドンまでのメダルの獲得総数は男子だけでも51個を記録しています。

a0027_000624.jpgそれなのに、何故、IOCや東京都は、レスリングに協力できないのでしょうか?
1964年の東京オリンピックでは、日本16個の金メダルでのうち、5個がレスリングの活躍だったんです。仮に2020年に東京誘致が成功しても、そこにレスリングが消えてしまったら。

誘致活動の1回目は総額150億円の巨費を費やして誘致失敗。2度目の今回は半分で賄う予定だそうですが、それでも巨額になるでしょう。IOCにオリンピック開催をさせていただくために、実質的には200億円以上かかるそうです。

2度目の誘致にとって、レスリングは欠かせないはず。
体協もなぜ動かないのか?
JOCも東京都もマットサイドでピンチのレスリングを応援すべきでしょう!。   
                     
安倍首相が言うように、毛利元就の"3本の矢"となって、いや、この問題に関心をもつすべての皆さんの矢を集めて、是非レスリングの活動に協力しましょう。

一人は皆のために 皆は一人のために!

今こそ 自他共栄の精神 です。



(写真:フリー素材サイト「足成」)
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