汽車旅のしおり

ＪＲ北海道再生推進会議は26日に「JR北海道再生のための提言書」を提出しました。
本文では安全を優先して投資、修繕を実施するため「利用実績の少ない路線の休廃止を進める必要がある」「イベント列車から手を引く」(p44)、限られた経営資源を安全に集中させ、配分できない分野については見直しを行う「選択と集中」(p30)、鉄道特性を発揮できない線区の廃止を含めた見直し(p30)などの文言があります。

また、資料として平成26年度の区間輸送密度という表を添付しています。これによると、札沼線(医療大学－新十津川)、石勝線(新夕張－夕張)、根室線(滝川－新得)、根室線(釧路－根室)、釧網線(東釧路－網走)、日高線(苫小牧－様似)、留萌本線(深川－増毛)、宗谷線(名寄－稚内)が輸送密度500人未満となっています。このうち留萌本線についてはJR北海道から自治体に廃止の打診があったようです。他の路線の廃止論議が高まりそうです。
ＪＲ廃線拡大の可能性 第三者委、７路線８区間を例示 | どうしんウェブ／電子版（社会）
JR北海道再生のための提言書
同　別紙
ただし提言書のp30には「安易な路線の今日廃止は進めるべきではない」とも記述されています。慎重に進めよ、ということでしょうか。