米国武者修業(4) -囚人選手と夕食会-

2013.07.18 Thursday 09:36
ott_sugi


image[]
Alcatraz Cells / Fmarier
刑務所の試合は日本側選手に負傷棄権が一人いた程度。
無事終了した、 

その後、食堂で囚人チームと夕食交流会。全選手とも和やかな時を過ごした。
こんなこと日本では考えられない! 米国人の発想にびっくりした。
仰天体験の一日だった。

なにしろ対戦相手の囚人が隣に座り、10年来の友よろしく交流できるのだ!

「お前は強い。きっと成功するだろう。ローマ目指して頑張れよ!」

と激励してくれた。囚人なのに……。

「俺がここにいても、シカゴには大勢の仲間がいる。
 招待させるから、シカゴに着いたら電話しろよ!」

と電話番号もくれた。えっ?

後半は北廻りで、シカゴではマークトウインホテルに泊まった。
電話の件はどうしようと思った。
米国でアルカポネの仲間と親しくしたのでは道を誤るので、電話はしなかった。
今にして思えば惜しいチャンスを逃したかもしれない。
シカゴの親分を友人にできたかもしれないのに、残念だったかな。

それにしても米国人は大らかで、面白い人間が多い。
これからの旅先が益々楽しみになった。

私達の旅は、勝ちながら親善になるスポーツ外交だ。
ハワイ海兵隊、サンフランシスコオリンピツククラブ、西部選手権、
そして刑務所、と8戦し、全試合フォール勝ち。完勝だ。
ニューヨーク目指して頑張ろう!

米国人に馬鹿にされないために勝つ、という思いがあった。
強ければ誰にも馬鹿にされない。
そんな我々のNEWSが、報道されるようになっていた。

[9] >>
comments (0)
trackbacks (0)


<< 米国武者修業(3) -囚人と親善試合- 
米国武者修業(5) UCLAへ、食事と体重管理 >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.23R]