米国武者修業(2) -アルカトラズ刑務所へ上陸-

2013.07.04 Thursday 19:26
ott_sugi


選手団、いざ刑務所へ! である。

湾から連絡船で数十分。本当に要塞のような、不気味な囚人島だつた。
コンクリートと鉄柵と警備員の銃口が目立つ。異様な光景に皆緊張した。
この緊張は島を離れるまで続いた。

ゲートで身体検査、カメラ他一切持込禁止、預ける。
全員手の甲に入場証明の透明スタンプを押される。
そのインクは肉眼で確認不可能! 

始めは興味深深だったが、だんだん犯罪者、囚人の気分になってくる。
観念して警備員の指示に従う。
建物の周りの高台は、見張りが銃口を我々に向けているようだ!
警備員の指示に従い移動、5、6メーターごとに鉄柵ゲートが自動開閉する。
不気味で異様な音だ。

牢獄、図書館、体育館、医務室、食堂、管理所、ガス処刑部屋などを見た。トイレで用足し中も銃口は見える。施設内に死角が無い。施設の全てを公開してもらった。

選手団の一人が見学に熱中しすぎ、一団から遅れた。
ロックアウト! 全館非常ベルの大騒動!
警備員に「気にいったなら、泊まっていったらいいぜ」と冗談を言われて青くなる。

個室のガス室は死刑を想像する。実感のこもる不気味な部屋だ。皆無言。言葉を失う。
こここに住む死刑囚が相手。俺はどんな奴と試合をするのだろう。不安は高まる。

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