褒めて伸ばす

2013.03.23 Saturday 18:57
ott_sugi



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かつて私も大学の教師だったころ、週末や春夏の休みにこどものキャンプ教育活動にも力を注いでいた。小学生のスポーツキャンプ。私のレスリングや武道の体験からの発想が指導方針で、スポーツをやるわけではない、普通のこどもが対象のキャンプだ。

目標は「おもしろいキャンプ」その中で集団生活を学ぶ。伊豆を始め、千葉県の片貝、石川県の金沢……。

中でも北街道の大沼は、特に印象深いキャンプだった。

国民宿舎を利用しており、子どもたちが廊下をばたばた走るので、客から苦情が起きた。全員集合させ、お説教。「他人に迷惑をかける者は参加資格なし!」と怒鳴ると「シカクがなければ三角があるよ」と切り返される。実に面白かった。

千葉県の片貝キャンプでは、海岸で行方不明のこどもを探して大汗をかいた。その子は500メートルほど離れたグループにまぎれこみ砂遊びをしていた。

私のキャンプの最大目標は「楽しむみながら協力しあい、全員無事終了」だ。

その後、タートルクラブは、スポーツ道場となり、米国に本拠を移し、日本各地と、米国のカリフォルニア州、オレゴン州など開催し、トータルで1万人を超えた。もちろん全員無事終了している。教え子に手を上げたことはない。反抗する子に対しても、その口ぶりを楽しんだ。新しい考えを貰った気がして、むしろ褒めた。

そんな私は、実は以前から、政府と教育界がたるんでいると感じていた。問題解決に具体性が無い、関係者に熱意と責任感が感じられない。スポーツ界も同じ。報道は、専門家と称する連中の会議ばかりで具体的な結論なく、ラチが開かない。いじめの自殺の件などは3年越しでも、未だに結論が曖昧である。

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