褒めて伸ばす

2013.03.23 Saturday 18:57
ott_sugi


海のこちらのオレゴンで、海の向こうの明るいニュースを読んだ。

東京駅で東海道新幹線の清掃業務を担当する会社の女性職員から、
北海道毛呂山町立川角中学に封書が届いた。
感謝と感動の手紙だった。

いつものように列車が到着。清掃しようとしたところ、座席まわり、通路にチリ1つなく。ゴミはデッキに整然とまとめられていたという。

手紙には
「校長先生はじめ先生方の行き届いた、学生さんに対する思いの深さを感じながら、楽しく清掃させていただきました。ひとこと”お礼を言いたく、筆を筆をとりました」
と書かれていた。

この列車には川角中学の2年生123人が乗車していた。京都、奈良の修学旅行で「のぞみ」を利用し、東京に到着。生徒はゴミ袋を持参しており、床に落ちた菓子などのゴミを拾い集め、ゴミ袋はまとめて車両の出入りの脇に集めた。ヘッドカバーも張り直されていたという。

大里冶泰校長のコメントもいい。
「30年の教師生活で初めて。あたり前のことをやって、それを認めくれる人がいることに感謝の気持ちでいっぱいです」

こうした指導者の元、生徒の皆さんはきっと素晴らしい学園生活を送っているのだろう。
生徒にとって修学旅行の終着駅は人生の始発駅かもしれない。ほめられた手紙を自信に、社会人としての精進を期待したい!。

川角中学のある北海道は、私のレスリング関係の友人が沢山いる。そのうちの3人は私とローマ五輪でいっしょだった。北海道は人づくりには最高の環境の地だ。

大里先生54歳。熱意がある校長先生だから生徒を動かせた。これからも北の大地で、しっかりした人間をたくさん育ててください。

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