スパイ疑惑を晴らした耳 - アフガニスタン  ローマへの道 -4-

2016.05.27 Friday 17:31
ott_sugi


パキスタンからアフガンに向かう。

アフガニスタンの周辺国には、語尾に“スタン”のつく国が多い 。
イスラムでは“スタン”とは国と言う意味らしい。
パキスタン、アフガニスタン、トルクメニスタン、タジキスタン、ウズベキスタン……
60年前はソ連の連邦国(CCCP)で、世界的なレスリング強国だ。ソ連が崩壊しロシアとなり、各“スタン”は独立国家になった。

レスリングの修行巡りはパキスタンから次の訪問国アフガニスタンへ。

image[Lake Band-e-Amir, Afghanistan]
Lake Band-e-Amir, Afghanistan / Carl Montgomery

厳しい検閲!多量のフィルム持参にスパイ疑惑!

検問所に到着した。持ち物や身体検査は厳しい。

特に撮影カメラ関係の調べが厳重だ。撮影済みカラーフィルム30本、新品20本、合計50本は問答無用で開封された。

二人の検査官が一本一本、ケースから引き出し、全フイルムを明かりに向けて検視。映像無しと判断すると次々に大型ごみ箱に投げ捨てられた。

疑い深くフイルムをむしり取り捨てる監査官たち。野蛮なアフガニスタンの検問所。

image[Soldier inspection]
Soldier inspection / The U.S. Army

醜い耳もケガの功名?

はじめはフイルム持参のスパイと疑われたが、最後には“耳のカリフラワー”がレスリング選手であることを証明してくれた。調理用短刀を腰に下げていたというのにスパイ疑惑も解消された。

”醜い耳もケガの功名”だ。

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