米国武者修業(7) ローストビーフと海兵隊---サンディエゴ海軍基地

2013.08.15 Thursday 16:30
ott_sugi



それはさておき、我々日本チームは、サンディエゴの海兵隊に招かれ2泊した。

まず、施設の紹介。
NTC (Naval Base San Diego,National Traning Center)は太平洋艦隊の主要母港で訓練基地でもある。面積は5.27平方キロメートル。大型艦船の桟橋が13に、飛行場と広大な野外、屋内訓練場などがあり、最高水準の設備だ。当時の所属隊員は3万余名。それを世話する4千余名の一般職員が働くという。

image[サンディエゴは海軍の拠点]
サンディエゴは海軍の拠点 / iandeth

そのNTCに午後到着。外来宿舎に入る。早速NTCレスリング関係者の親切な説明、案内が3時間にわたり、ほぼ全施設を車中より見学した。岸壁に連なる大型艦船にまた仰天! 米国には、こんな基地がいくつもある。バージニアのノーフォーク(これは世界最大)、フロリダのメイポート、ハワイのパールハーバー、メリーランドのボルチモア。この軍備を見たら、誰も戦争なぞ仕掛たくないはずだった。ちなみに現在、日本の横須賀を母港とする旗艦ブルーリツジは、第7太平洋艦隊のNTCに所属しているらしい。

我々はここでNTCチームとレスリングの親善交流試合。観衆は隊員が多かった。軽量級は好調に勝ち続けたが、やはり重量級で追いつかれ、とうとう引き分け。どこの試合でも、日本チームの悩みは重量級だ。相手は普段から、軍事トレーニングとレスリング、そして肉食で鍛えられた身体。職業選手のようなものだった。

身長190cm、体重120kg前後の筋骨たくましい選手が揃った部隊チームだ。体力差は歴然。我々の相撲的な体格は、寝技を多要する競技には不向きなのだ。日本の重量級選手は対戦ごとに自信を無くし、意気消沈するようすが残念だった。

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