米国武者修業(5) UCLAへ、食事と体重管理

2013.08.03 Saturday 18:47
ott_sugi



到着当日、夜7時。体育館で親善試合とあいなった。観衆5,000人。軽中量級は順調に勝ったが重量級が苦戦。団体では引き分けという好試合で、観衆も沸きに沸いた。

戦前カリフオルニアに移住した日本人は多い。日本米の開拓者コーダ米のコーダ農場などがその代表である。この時はまだ日本人の観客は目立たなかった。米国人と連れ立って訪れる人もいたように思う。そして、ハワイ日系会、オークランド日系会、UCLAでも日系会の方々の日の丸を振る姿が印象深かった。

このあと、我々日本選手がハワイ、サンフランシスコ、と好成績を残しながら転戦しているという新聞報道が広がり、行く先々で日系人の観衆がふえていった。特にロスでは日系社会も大きく、我々の活動が話題になっていた。

試合後日系老人夫妻が来て、私たちに「戦時中自分たち日系人は収容所に入り苦心したが、今日は堂々と日の丸が振れた。皆さんありがとう!」と激励してくれた。そして、一諸に来たらしい同年代の米国人夫妻と、楽しそうに笑談しながら去って行った様子が印象的だった。

あのとき、日の丸を手に応援してくれた日系人の皆さんの思いが魂に響いた!

ちなみに、今もポートランドのわが家の米はコーダ米である。

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