日本にもホームスクール制度を

2012.12.07 Friday 19:45
ott_sugi


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 米国映画監督の巨匠スティーブン・スピルバーグさん(65)は、少年時代からデスレクシア(機能障害)という障害で、読み書きが困難で、他の生徒より2年遅れだったという。今でも脚本を読むのに、普通の倍近く掛かると最近告白している。彼自身がそれを知ったのは10年ほど前だったそうだ。彼自身も、そして子供時代の彼の周囲の人々もそれを知らなかった。だから、子供時代の彼は周囲の大人たちを困惑させ、クラスメイトからイジメられたりしたという。

 しかし今のアメリカは、学校のカリキュラムについていけない子ども達を救う制度がある。ホームスクール(家庭学習制度)だ。現在、全米50州で100万人以上の子供がホームスクールで学んでいる。ホームスクールが始められてすでに40余年、卒業生の数は莫大で、社会に貢献している。現在、保護者や本人が望めば自由にホームスクールが認められる。ホームスクールは正式の授業であり、卒業資格は普通の公立学校と同じだ。

■ホームスクールの実例

 私の孫の同級生は、高校2年生の頃から成績が次第に低下した。秋の練習参加とフツトボール試合は禁止。そこでカウンセラーと相談し、ホームスクールを始めたら効果は上々。成績もアップして、春からは練習も試合出場もOKとなった。現在も勉強は家で、練習のためのみ高校に通っている。

 試合では俊足を生かしランニングバツクで活躍。ただし、昨年は160ポンドの体重が、今シーズンは210ポンドと大幅増になった。ホームスクールは良い方法だが、実施者の親や子供は、健康管理や保健について充分考慮する必要があると思う。

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