三島由紀夫さんの眼光

2012.10.01 Monday 00:16
ott_sugi



今思えば、あの時から「何かを決する覚悟」「憂国」「日本の将来」を考えていたのだろうか? ただの作家ではないような?直感があった。

当時の八田会長曰く、「自衛隊の選手は自分を守る事ばかりで相手を攻めない。あれではだめだ。勝負にならない。だから、日本レスリングは体育学校で合宿し、自衛隊員に刺激と気合を入れるのだ」それを聞き、ぐっと歯をかみしめて私を見つめていた作家三島由紀夫さんの眼光が印象に残っている。

いまの日本の政治はどうだ。守るばかりで相手を責めない。勝負にならない。いや守りすら満足にできていない。尖閣問題を機に、大使館始め日本企業や商店など、多くの日本人が、暴力的被害を蒙ったという。日本政府は、未だに毅然とした態度で解決の意思を示せない。意気地なし腰抜け政府の無力外交に失望した!

1970年、三島さんの事件の起きたニュースを聞いた時も、そしていま、中国からの報道を見聞きした時も、自衛隊合宿での三島由紀夫さんの眼光が私に突き刺さる。日本には、ああいう人はもういないのだろうか。気骨と能力ある大和男、あるいは大和撫子は!

日本沈没という小説、映画があったけれど、このままでは日本は隣国に脅かされ、外交の海に沈没しそうだ。問題は日本が精神的に、意志力的にも弱い国だからだ。今の日本には覇気が乏しい、残念無念でならない。

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