東京五輪に思う  目指せ逞しき日本

2013.09.26 Thursday 19:26
ott_sugi


2020年の五輪が東京に決まった。レスリングも外れずに済んだ。
私は1960年のローマ五輪にレスリング選手で出場した。
次の1964年の東京五輪は、FILA公認の国際審判員として参加した。
したがって、2020年の東京五輪は、私にとつて3度目の体験となるわけだ。
が、それは7年後で、84歳! まださきのことだ。

2020年の日本代表選手は、多分どの競技も、現在の若い十代の選手が主力になるはずだ。私の頃と異なり、今、レスリングは男女とも盛んで幼少年クラスまで増えた。競技人口も50年前とは比較にはならない。

当時私が、レスリングでオリンピツクをこころざしたのが17歳で、ローマ大会に出場したのが25歳、9年かかって夢が適ったわけだ。

私の体験から、ここでは男子のレスリングについて述べる。
世界クラスの選手が、その実力を3年も4年も維持し続けることは、非常に難しい。現在のトップクラスの選手は7年後はどうだろうか?

多分多くが引退しているだろう。
長期にわたり“一番の力”を維持継続することが難しいからだ。
超重量級は番外として、体重調整の厳しいレスリングやボクシングなどで現在活躍中の選手が、7年後の東京五輪代表になることは、極めて難しいと思う。

これは世界中の選手にもいることだが、体重別競技は減量に苦心かあり、6年も7年も体重と技量を維持するのは困難だ。特に、レスリングは其の代表的な競技だが。

だから、レスリングで202に活躍する選手のほとんどは、いま十代の選手たちだろう。2020TOKYOU五輪は、現在十代の選手達が活躍するチャンスなのだ。     
中学高校選手には是非がんばってもらいたいし、コーチ、監督の奮闘努力が大切だ。厳しい稽古と指導者が暴力を振ることは違う。暴力行為は指導にあらず、指導者失格即退場だ。監督コーチの責任は重いのだ。

[9] >>
comments (0)
trackbacks (0)


<< 米国武者修業(8) 全盲レスラーと試合---ニューメキシコ
五輪は“おまつり”ではない >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.23R]