アメリカの学校スポーツは観戦を考慮する

2011.10.05 Wednesday 10:17
ott_sugi



入場券はインターネットで各大学が販売している。50ドル?80ドルと、価格はまちまち。シーズン単位のチケットなどは既に売り切れで、市場ではプレミアが加わり高値で売買され、数千ドルに跳ね上がる場合もある。

こうした観戦試合が10月から始まり、12月の決勝まで続く。ローズボールその他の約20試合も合わせると、総試合数は1000回近くになるだろう。一試合平均5万5000人が観戦したとして、シーズン合計の動員観客5千500万人。観戦料を50ドルと少なく見積もっても、合計収入は2750万ドル。21億円超となる。この莫大な売上が、全部主催大学の収入となる。
そこで興味本位に、大学競技場の収容座席数を調べた、

image[STADIUM.jpg]
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スタジアムには個人名が冠してあるが多いが、これは大学OBや篤志家の寄付により建設されたことを意味する。

■NCAAの強大な力 アメリカンスポーツビジネス

大学スポーツはテレビ番組で放送される。土曜日の中継は特に多く、好試合の多い日はチャンネル選びで忙しい。広告媒体としても優良と見えて、米国企業だけではなく、ヨーロッパや日本の企業も協賛している。トヨタ、ホンダ、ニッサン、マツダ、ソニーなど、日本企業のコマーシャルでTV中継も賑やかになる。

こうしたTV放映権やスポンサー料、コマーシャル料などは、全米大学体育協会(NCAA:NATIONAL COLLEGIATE ATHLETIC ASSOCIATION)が取り仕切る。NCAAは1906年に発足した。オリンピツク競技をはじめ、23競技で88大会を運営している。ここに全米1200の大学が加盟し、競技選手は36万人であるという。

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