レスリングで歩んだ ローマへの道 -1-

2015.10.13 Tuesday 19:25
ott_sugi


日本選手団唯一の“金メダル”獲得に日本人は湧いた!

「体重制競技のレスリングなら
 “小さな俺”にも出来る やればきっと出来る!」

自信が沸いた。

当時、私は川崎市高津新制中学3年生。
法政二高にレスリング部は出来たが、道場がない。指導者もいない。

私は毎日単身、他校に見習い稽古へ行った。
と云っても、レスリングの練習の仕方を知らないし、相手も居ない 

したがって、“見るだけのレスリング”を3ヶ月ぐらい続けた。
毎週、東京の富坂(文京区小石川)にある中央大学レスリング道場に見に行った。

外から窓越しの見学だ。
見習い稽古、イメージトレーニングだ。

単独練習は自宅の桃の木を相手にタックルとシャドウ(動作)
体力作りとしてロードワーク。
早朝、暗い内に二子橋?玉川?多摩川橋を一周した。
時には世田谷まで歩を進めた。
毎日平均10?15キロだ。

あとは、読書。
宮本武蔵や三四郎の“己に勝つ“ための読書だ。
先人伝記などを読んだ。

私が目標とした2人の先輩

古橋広之進選手の世界新記録、石井庄八選手の金メダルに刺激され
夢の実現に向かい 一人走り続けた。

初めは外から見るだけだった中央大学は、
米国武者修行後は特に歓迎してくれた。
稽古後の風呂は大先輩たちと肩を並べて入浴できるようになった。

中央、慶応、明治、国士舘、そして日本体育大学大学の道場には
大変お世話になり感謝している。

自分を鍛える為に、修行と他流稽古は欠かせない。

[7] << [9] >>
comments (0)
trackbacks (0)


<< 男が弱いと日本はつぶれる!
挑戦が好きだ グレコでローマ >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.23R]